2019年12月14日土曜日

嘴縁突起について

近くでじっくり観察すると百舌鳥の嘴は不思議な形をしている。嘴の先に刻みがあって、これを嘴縁突起と呼ぶのだそうな・・・この突起の役目については、僅かに「百舌鳥はあまり足が強くないので餌を食べる時に云々」とある程度で詳しくは研究されていないようである。確かに双眼鏡や望遠レンズの力を借りて小鳥を観察する研究者達ならこの程度の結論で納得かも知れないが・・・日に何度も赤身の肉やミルワームを手から食べさせる華香の賄方としてはもう少し腑に落ちる回答が欲しい所。まず赤身の薄切りの牛肉を、小さく千切らず大きいまま指で摘んで与えて見る。華香はこのワイルドな食べ方が好きで、止り木に踏ん張ると嘴の先端で肉片わ切り裂くように引きちぎる。この時は突起は支点になって先端の切り裂き運動を助けているように見える。なかなか理にかなった上手い使い方である。次にミルワームを与えて見る。華香は突起の所でワームを銜えると次の瞬間スルリと縦向きに呑み込んでしまう。縦向きや斜めにワームを差し出しても一旦嘴に挟んでから、必ず縦向きに飲み込む。横向きに飲み込むと喉に引っかかるらしい。つまり、嘴縁突起は百舌鳥の採餌に重要な役割を果たしていることが解る。更に大きな肉片を与えて、どうやって早贄を作るのかを観察してみるとこの動作には全く関係がないようである。

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